rolex cal.1570 香箱アガキ調整

香箱とはゼンマイが入る1番大きな歯車です。機械式腕時計はトルクを回転数に変える増速リンレツですので、ここが最も力のかかる箇所になりますので、多少の引っかかりなど物ともしないでどんどん削ってしまいます。

写真はホゾ穴が摩耗してしまい香箱が傾き、香箱にネジ止めされている角穴車が一番受けに接触してしまっているところです。摩耗を防ごうと重いゼンマイに使う油を擦れた箇所に塗布していますが、これでは解決にならないと思います。

香箱の傾きの原因はマジックでマークしたブッシュの摩耗です。香箱真の肩の跡がクッキリ残っていますね。

ここのパーツ交換するか、または摩耗の無い反対側を使うためブッシュを入れ直すかになります。今回は反対側が使えますので入れ直しで対処いたします。

穴石や今回のようなブッシュの出し入れには、マイクロメーターの付いた専用工具で調整していきます。

ブッシュの位置を変えることでトルクを加えた時の香箱の傾きはこれで無くなり、これ以上の一番受けのダメージを防ぎます。

傷ついた1番受けを再生することはできません、定期的なメンテナンスがいかに大切か少しでも伝われば幸いです。

お見積り時は【香箱ブッシュ交換】8000円もご提案させていただいております。もちろんパーツ交換を選択していただくことも可能でございます。

rolex cal.1570が入っている、スポーツモデルのメンテナンス修理のお申し込みはお電話やこちらでも受付しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


前の記事

Patek philippe Ref3429