Rolex Ref1680 

お見積り時に50m防水も確認いたします。空気の漏れはありませんでした。高価なエアー式試験機でNGが出た場合、原因を特定するためにこのような水没式を使いますので、当方は初めから水没式を使用しています。

ここから分解していきます。テンプの油も十分でヒゲゼンマイの変形も認められない、非常にメンテナンスの行き届いた綺麗な個体です。

しかしながら、右の画像のようにアンクルにはほとんど油は残っていません。ここの油が最も無くなりやすいです。なぜならば油が留まる為の角が無いからです。ですので組み上げる際はエピラム処理を必ず行わなくてはなりません。

2番車のホゾも傷んでいました。ジャコツールで磨き上げます。

ベンジンで大まかに洗浄を行います。

この時期は特に湿気が多くなりますので、ベンジンをそのまま乾かすと気化熱で歯車が急激に冷えて結露し水滴がついてしまいますので、ソーダストという柘植の木くずで乾かします。

専用溶剤で超音波洗浄と外装の超音波洗浄と風防研磨を済ませましたので、ここからは組み上げていきます。

先ずは香箱にゼンマイをセットし、ガンギやアンクル、リバージング(赤い車)などにエピラム処理を施します。テンプの油もさします。組み上げの流れを止めてしまうであろう作業を最初の段階で済ませてしまいます。

組み上げている時はこんな見え方をしています。

替えの効かないダイアルと針の扱いは、ヴィンテージで最も難しい作業の一つと言えると思います。

超音波洗浄と風防研磨を終えたケースに収め、ここから1週間のランニングテストに入ります。

出来上がりの写真を撮り忘れてしまい、なんだかまた締まりのないハイライトになってしまいました。しかしながら作業内容は上手くお伝え出来たかと思います。

【オーバーホール】28000

【風防研磨】3000

【納期】2週間

【合計】31000(税込み)

ご自分の時計のオーバーホール作業のハイライトをご覧になりたい方は数量限定ではございますが【お問合せ・アポイント】よりご連絡ください。

 

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